家族目線で選んだ！高齢者防災バッグに本当に必要なもの7選｜親に贈って感謝された実例も紹介

あの高齢者防災バッグ、本当に中身は大丈夫ですか？

筆者は熊本地震（2016年）を家族として経験し、高齢の母と避難した際、「暗闇を歩く怖さ」や「靴の重要性」を痛感しました。
今回は家族目線で選んだ“本当に使える”高齢者向け防災グッズを、7つに厳選してご紹介します。

「親防災バッグ」に入れて喜ばれた実例や、災害時高齢者に必要な備えをフレンドリーにお届けします😊

高齢者防災バッグに入れて本当に良かったもの7選

高齢者の体調維持に不可欠なのが、食料と水分の確保です。一般的な非常食は、咀嚼力のある若者を基準に作られていることが多く、硬すぎたり味が濃すぎたりします。
そのため、おかゆ・やわらかい缶詰・栄養補助ゼリーなど「食べやすさ」「飲み込みやすさ」を重視して選びましょう。

水は1日500mlを3本以上が目安で、熱中症や脱水対策としてこまめな補給ができる量が必要です。特に夏場の避難では、少し多めに用意しておくことで命を守る確率が格段に上がります。

個人的には、「長期保存できる国産おかゆ」は味も優しくて高齢の母にも好評でしたよ！

災害時にトイレが使えないと、高齢者は水分を控えてしまいがちです。これにより便秘やエコノミー症候群、さらには脳梗塞など重大な健康リスクに繋がります。

紙おむつや尿パッドは普段使用していなくても、防災バッグにはぜひ入れておくべきです。あわせて、携帯用簡易トイレも2～3個用意しておけば、避難所の混雑や衛生面の不安も軽減されます。

実際、母が「まさか使うとは思わなかったけど、あってよかった…」と感謝していたのが印象的でした。

高齢者にとって「薬」は命に関わる最重要アイテムです。非常時にかかりつけの病院に行けない状況でも、お薬手帳があれば服用内容を医師に伝えることが可能になります。

理想は、最低でも3日分、できれば7日分の薬を防災バッグに入れておくこと。また、保険証のコピーも一緒に入れておくと、医療支援を受ける際にスムーズです。

これは、母の避難訓練のときに役所の職員からも強く勧められたポイントです。

暗い中での避難や歩行は、高齢者にとっては非常に危険です。特に夜間の停電では、懐中電灯や足元ライト</strong>が命を守るアイテムになります。

明かりを確保することで、段差や障害物を視認でき、転倒リスクを大きく減らせます。加えて、折りたたみ杖の予備があると、避難時に素早く取り出せて便利です。

靴は滑りにくい靴底・着脱が簡単なものを1足リュックに入れておくのがおすすめ。「この靴で本当に歩ける？」という視点を大切にしてくださいね。

高齢者の生活に欠かせない三種の神器、それが「入れ歯」「メガネ」「補聴器」です。災害時にこれらがないと、食事・移動・会話すべてに支障が出ます。

特に入れ歯は代替がきかないため、洗浄シートや入れ歯ケースとセットで準備することを推奨します。メガネも予備を必ず1本、できれば古いものでもOKですので防災バッグへ。

補聴器は電池も忘れずに！定期的に動作確認しておくと安心ですよ。実際、母は避難訓練でメガネを壊してしまい、予備が本当に役立ちました。

高齢者防災バッグにおいては、「軽さ」「取り出しやすさ」が命です。

たとえば、ペットボトル500ml×3本は必要最低限。あとは折りたたみ式キャリーカート付きリュックにすると負担が激減します。

その他、防寒用アルミブランケット、軍手、マスク、ウェットティッシュ、簡易スリッパなどがあると快適です。「重い＝安心」ではなく、「軽くて使える＝最適」と考えましょう！